リサーチ

ママとブランドエンゲージメント

日常の一部としてTwitterを利用するママたち

育児や家事、仕事で日々忙しいママたちは、情報収集のためのまとまった時間を確保することが困難です。しかし、Twitterならば通勤時間や休憩時間などのちょっとしたスキマ時間に利用することができます。定量調査の結果から、約2.5人に1人のママがTwitterを利用*1していて、その多くが1日の中で手が空く瞬間*2に利用していることが分かっています。特に休憩中や子供の昼寝中といった細切れの時間や、起床時や子供が寝た後などの時間に利用されています。

ツイートされているトピックを分析すると、赤ちゃん・子供・夫・家事といった家族や家庭に関する内容から、ストレスや肌の調子といったママ自身に関するトピック、テレビ・漫画やイラストといったママ自身の趣味のトピックなど多岐に渡っていることが分かります。また、おやつ・料理といった日々の暮らしが垣間見えるトピックに加え、記念日などハレの場面に関することもツイートされていることが見えてきます。このことから、Twitterがママたちの日常の一部として利用されていることが伺えます。

*1 Source | Macromill 2020年5月 スマートフォン利用者対象 0歳〜小学生の子供を持つ女性 
*2 Source | Source | Macromill 2020年8月 スマートフォン利用者対象 0歳〜小学生の子供を持つ女性 Twitter月1回以上の利用者 (n=208) 

Twitter マーケティング リサーチ結果

Twitterは旬の話題を知り、興味を抱くきっかけとなる場所

Twitter上でどのようにブランドと関わりを持っているか、Twitterの特性や実際にTwitterを利用しているママたちの声をもとに、ブランドを「知る・検索する・話す・買う・フォローする」という5つの視点からご紹介します。

Twitterには、何か新しいことやトレンドを見つけようという気持ち(ディスカバリーマインドセット)を持った利用者が多く訪れます。これはママたちも同様で、Twitterは旬な話題や流行を知る場所として認識されていることが調査からも分かっています*3

Twitterを利用するママたちの7割以上が、ツイートが商品やブランドに興味を持ったり、サイトを見たりするきっかけになったと回答しています。Twitterを使うママたちにとって、ツイートは商品やブランドを知るだけにとどまらず、もっと知りたいという興味につながっていることが分かります。

Twitterを利用中のママの声:
「自分の悩みを解消してくれそうな情報とかが載っていたりすると、やっぱり気になって見ちゃうんで。実際にそれを店舗で見に行ったり、そういう下調べにはなっています。」

*3 Source | Macromill 2020年8月 スマートフォン利用者対象 0歳〜小学生の子供を持つ女性
Twitter (n=208) SNSサービスA (n=208) SNSサービスB (n=208)  *いずれも月1回以上の利用者対象

Twitter マーケティング リサーチ結果

情報収集の手段としてのTwitter

商品やブランドに興味を持った時、ママたちはTwitterで積極的に情報収集していることが分かりました。Twitterを月に1回以上利用している0歳〜小学生の子供を持つママのうち、半数以上となる54%がTwitterで情報検索をすると回答しています*4

その理由は、ほしい情報へのアクセスのしやすさに加えて、他のソーシャルプラットフォームや検索エンジンでは見つからない情報が見つけやすいといったことがあげられます。

Twitterを利用する多くのママたちにとって、Twitterは商品やブランドを検索しやすいと感じられています。また、約半数のママたちは、Twitterだと自分の興味・関心にあった広告が流れてくることから、広告を見て検索すると答えています。

Twitterを利用中のママの声:
「その人に合わせた広告が入ってくるようになってるんですかね。興味のあるものとかは、そこからまた掘り下げて見たりとか。探さなくてもどんどん見れちゃうっていう感じですかね。Twitterって。」

*4 Source | Macromill 2020年8月 スマートフォン利用者対象 0歳〜小学生の子供を持つ女性
 Twitter (n=208) *月1回以上の利用者対象

Twitter マーケティング リサーチ結果

ブランドに関するリアルな声を集め、発信するママたち

Twitterは会話のプラットフォームであることから、ママたちは日頃から活発に会話を繰り広げています。日常についてだけではなく、ブランドについても多くツイートしていることが調査の結果から分かりました。

普段から投稿やシェア/リツイートをするママたちの中で「商品やブランドに関する内容を投稿・シェア/リツイートする」と答えた利用者は、他のソーシャルメディアと比べてTwitterが最も多く、ママたちに口コミが投稿されやすいのはTwitterであることが分かります。加えて、商品やサービスを検討する際に気軽にシェアやリツイートをすると答えた方もTwitterが最も多く、商品情報が拡散されているのもTwitterであるということが分かります*5

Twitterは口コミや商品情報が拡散されるだけではなく、ママたちにとってリアルな声が集まる場所だと感じられています*6

多くの口コミツイートや情報拡散が行われており、かつリアルな声や本音が聞けると感じられていることから、約6割のママたちが「Twitterには信頼できる商品情報や口コミがある」と回答しています。

Twitterを利用中のママの声:
「やっぱりいいなと思ったものをいいよってちゃんと投稿が多いってことは、本当に良かったんだなって思える。」

*5 Source | Macromill 2020年8月 スマートフォン利用者対象 0歳〜小学生の子供を持つ女性
Twitter (n=105) SNSサービスA (n=71) SNSサービスB (n=135)  *いずれも月1回以上の利用かつ投稿・シェアの利用者 

*6 Source | Macromill 2020年8月 スマートフォン利用者対象 0歳〜小学生の子供を持つ女性
Twitter (n=208) SNSサービスA (n=208) SNSサービスB (n=208)  *いずれも月1回以上の利用者対象 
 

Twitter マーケティング リサーチ結果

Twitterで情報を検索するママは、購買行動を起こしやすい

Twitterで積極的に検索しているママは、より消費に対して積極的であることが定量調査の結果から見えてきました。

Twitterで情報検索するママと検索しないママを比較すると、情報検索する方が過去1年以内に商品を購入した比率が高いことが分かりました。特に比率が高かった商品カテゴリーは「衣類/靴/アクセサリー(71%)」で、次いで「書籍/雑誌/コミック(52%)」、「市販の医薬品/健康食品(51%)」でした*7。情報検索をするママたちが消費に積極的になるのは、話題になっているツイートから商品やブランドに興味を持ち、さらに情報収集をするために検索する中で消費意欲が高まるからであると考えられます。事実、Twitterを利用する半数以上のママたちが「話題になっているツイートを見ると商品が気になり購入したくなる」と回答しています。

Twitterを利用中のママの声:
「時短レシピが色々上がっていて。ものすごい勢いでリツイートされていて、私もそれを見て買ってみて。」

*7 Source | Macromill 2019年12月 スマートフォン利用者対象 Twitterを月1回以上利用する0歳〜小学生の子供を持つ女性
①Twitterで情報検索する(n=225)②Twitterで情報検索しない(n=46)

Twitter マーケティング リサーチ結果

ブランドをもっと知るために、公式アカウントをフォローする

好きなブランドや商品の情報収集に積極的なママたちは、ブランドの公式Twitterアカウントをフォローして、こまめに情報をチェックする傾向がみられます。

Twitter利用者のママたちにフォローされているアカウントの上位20を見ると、半数以上がブランドや企業のアカウントでした。多くのママたちがTwitterでブランドとつながっている様子が伺えます。

Twitter マーケティング リサーチ結果

Twitterで好きなブランドや企業をフォローすることで、ブランドをもっと知ることができると考えられています。Twitterを利用する約7割のママたちが、より詳しい情報や、自分が知らない有益な情報を得られると感じています*8。好きだからフォローすることで、より深い情報を得てもっと好きになる、という好循環がママたちとブランドの間で生まれているのです。

Twitterを利用中のママの声:
「自分の知らない、けど楽しい情報。知るためにフォローしている感じですね。」

*8 Source | Macromill 2020年8月 スマートフォン利用者対象 0歳〜小学生の子有り女性
 Twitter (n=208)  *月1回以上の利用者対象

November 13, 2020
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