Twitterカンバセーションレポート

プライド月間の盛り上がりから見えてきたものとは

Twitterの会話から見える最新のトレンドやインサイトをお届け

Twitterの会話データを活用いただいている企業やブランドの皆様に有益な情報やインサイトをお届けする「Twitterカンバセーションレポート」。今回は6月のプライド月間(Pride Month)を振り返り、世の中のモーメントがどのようにTwitter利用者へ届いているのか、また企業とコミュニティとの関わり方について、ご紹介します。

 

プライド月間の盛り上がりから見えてきたものとは

毎年6月は、世界各地でPride Monthとして多様なセクシャリティを称える様々なイベントが行われます。このきっかけとなったのは1969年6月におきた同性愛者達による警察への抗議、暴動が起った「ストーンウォールの反乱」と言われています。今年は引き続きコロナ禍ということもあり、リアルイベントよりもTwitter上で多くの人々の思いや情報が発信されました。

Pride Month関連のツイートに含まれているキーワードには、パートナーシップ制度など政治の動きに関するもののみならず、映画などのエンターテインメント関連もみられ、様々なキーワードが会話のきっかけになることで、このモーメントがより身近なものになっていることがわかります。

Twitter マーケティング プライド月間 ワードクラウド

Source: Brandwatch, Japan, 2021/6/1 - 2021/6/30, Pride Month関連ワード(プライド月間 OR PrideMonth OR PrideMonth OR HappyPride Tweet言及)

 


会話は年々上昇中。企業、ブランドからの発信も活発に

日本でのPride Monthに関する会話量は年々活発になっており、2019年と比較し今年は約1.5倍のツイート量となりました。そしてアイコンをレインボーカラーに変えてPride Monthをお祝いする、コミュニティへのサポートを表明するなど、企業アカウントからの発信も多く見られるようになっています。世の中のモーメントと繋がることで、Twitterでの交流の輪を広げていることがわかります。
 

Twitter マーケティング プライド月間 Tweet言及数 トレンド

Source: Brandwatch, Japan, 2019/6/1 - 2021/6/30, Pride Month関連ワード(プライド月間 OR PrideMonth OR PrideMonth OR HappyPride Tweet言及)

 


6月だけではなく、毎日の会話に

近年のジェンダー関連の会話トレンドを見ていくと、必ずしもPride Monthに会話が集中しているわけではなく、年間を通して活発にツイートされており、その時の旬な話題をきっかけとして会話の盛り上がりが生まれているようです。

Twitter マーケティング ジェンダー LGBTQ関連 Tweet言及数 トレンド

Source: Brandwatch, Japan, 2019/6/1 - 2021/6/30, ジェンダー/LGBTQ関連ワード(ジェンダー OR LGBT OR LGBTQ OR "LGBTQ(+)" OR AlwaysProud Tweet言及)

 

Twitter マーケティング トップ使用ハッシュタグ

Source: Twitter Internal, Japan, 2020/7/1 - 2021/6/30, ジェンダー/LGBTQ関連ワード(ジェンダー OR LGBT OR LGBTQ OR "LGBTQ(+)" OR AlwaysProud)

 

Twitterは、人々の「知りたい」という興味関心をいだくきっかけの場所であり、「もっと知りたい」と自分ごとにつなげる場所でもあります。企業やブランドからもコミュニティへのつながりを年間を通して発信することで、Twitter利用者とのインタラクティブな機会が増えていくことでしょう。

August 02, 2021
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  • 調査
  • 日本
  • The Conversation Report

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