調査

梅雨の話題で「コネクト」する - 2022年

エイプリルフールやお盆より会話されるモーメント

花粉の時期を過ぎると、続いて人々の日々の生活を悩ませる季節が梅雨ではないでしょうか?実に、一般的に話題性の高いエイプリルフールやお盆休みと比較したところ、梅雨の会話が2倍近くTwitter上で交わされていることがわかりました。過去の調査結果からもTwitter上では、1日の会話の始まりとして天気に関するツイートが多いとされています(Twitterカンバセーションレポート:天気に関する会話から生まれるコミュニケーション)。

モーメントの会話量比較

Twitter マーケティング リサーチ結果

Source |  2020年モーメントカレンダーより抜粋
 

梅雨に関する会話は5月ごろから増え始め、7月中旬まで2ヶ月以上続きます。そして梅雨入り、梅雨明けの複数のタイミングで会話のスパイクが見られます。

 

梅雨の会話量の推移

Twitter マーケティング リサーチ結果

Brandwatch 梅雨 2021年1~12月

 

梅雨の悩みは人それぞれ

恵みの雨と言われる一方で、梅雨の時期は雨が連日続くことや、湿度が上がることを悩ましく思う人々が多く見られます。昨年の梅雨の悩みに関するツイートキーワードを見てみると、涙を流している顔文字を活用して、気圧の変化による体調不良や、湿気による髪やお肌の悩み、雨による洗濯への影響などの悩みがタイムライン上で語られています。
 


梅雨の悩みに関するワードクラウド

Twitter マーケティング リサーチ結果

Source | Brandwatch, 2021年1月1日-2021年12月31日までのツイート量より算出。対象キーワード:梅雨 AND (悩み OR 困る OR 不調 OR 嫌い OR だるい OR 辛い)

 


「気分が下がる」

「体調不良、髪やお肌の悩み」

「洗濯物の悩み」

あえて「梅雨のおうち時間」を楽しむ

多くの悩みがツイートされる一方で、梅雨の季節を前向きに楽しもうという傾向も見られます。2年に及ぶコロナ禍を経験した人々は、気分が下がる梅雨の季節であっても、おうち時間を充実させることで乗り切ろうと考えています。新しい楽しみ方に柔軟なTwitter利用者ならではの傾向とも言えるでしょう。
 

梅雨とコネクトしたキャンペーン提案

梅雨は人々を悩ますことの多い季節のモーメントであり、Twitter利用者はタイムライン上でその悩みを共有し合っていることがわかりました。企業やブランドとしては、悩みの解決につながるキャンペーン施策を実施することで、この隠れた一大モーメントとコネクトすることができるでしょう。また、梅雨を「おうち時間」のひとつと捉えるコロナ禍から生まれたポジティブな会話に対して、巣ごもりの楽しみ方を発信していくことも効果的ではないでしょうか?

March 29, 2022
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