視点

今起きていることと「コネクト」する <前編> - モーメントを捉える

周りと物理的な距離を置いている間も、テクノロジーが私たちの大切な人との心の距離を縮めてくます。

ソーシャル・ディスタンシングによって、私たちは現実の世界では人との距離を置くことを余儀なくされています。しかし、このような状況においても、テクノロジーの恩恵により大切な人々ともバーチャル環境で一緒にいることができています。

たとえば、ソーシャルメディアであるTwitterは、人と人とのつながりを保つのに重要な役割を果たします。なぜなら、Twitter利用者の多くがフォロワー同士のつながりを必要とし、2人に1人は、フォロワー同士で励まし合えると感じているからです。*

この世界規模の危機の中で人々とのつながりを維持しているブランドもまた、Twitterを通じてさまざまなイベント、記念日や季節の出来事などのオケージョン、トレンドといったモーメントを捉えることでTwitter利用者とつながりを保っています。

*Source: Macromill 2020年4月(緊急事態宣言発令後) Twitter利用者対象 18歳~59歳 (n=517)  ※調査エリア:首都圏

いま起きていることとリアルタイムでつながる

Twitterでは、リアルタイムで様々な会話が繰り広げられています。ブランドが人々とのつながりを維持するには、イベント、祝日、スポーツ行事、記念日、トレンドといった、いま世の中で起きていることとブランドとの接点を見きわめ、会話に参加して関連性を築いていくことが重要です。

「新たな日常」においては、モーメントの捉え方はこれまでと大きく変化しました。
しかし、多くの人々はTwitterを通じてイベントやオケージョン、トレンドとつながりを保っています。以下に、Twitterを通じてモーメントを的確に捉え、人々と「コネクト」しているブランド、特にスポーツ関連団体の事例をご紹介します。

Twitter発、 リアルな接点・経験を

日本相撲協会は、「相撲は高年齢層のスポーツ」というイメージを変えるために、若者に相撲への興味関心を喚起するための施策を行いました。

ファンに #推し力士 をツイートしてもらい、抽選で『関取にお姫様抱っこしてもらえる権』という「経験」をプレゼントし、大好評を博しました。

リアルタイム配信で共感を生み出す

バスケットボールからラグビー、サッカーにいたるまで、あらゆるスポーツの試合映像をTwitterを通じてリアルタイムに配信することで、利用者同士の一体感を醸成することができます。試合中のスーパープレーは「すごい」という共感を呼び、Twitter上でポジティブな反響が生まれるのです。

Twitterでつながることで直接会えない人々との関係を維持する

ライブのイベントはもちろん、バーチャルなイベントもまたTwitterでは大いに盛り上がります。

Twitter利用者の間では、擬似体験やオンラインでのつながりを目的としたエア◯◯が話題となりました。

78% 世の中を前向きにするような情報発信をしてほしい

Source: Macromill 2020年4月(緊急事態宣言発令後) Twitter利用者対象 18歳~59歳 (n=517) ※調査エリア:首都圏

45%イベントや花見が中止でも、共通のハッシュタグで盛り上がれる

Source: Macromill 2020年4月(緊急事態宣言発令後) Twitter利用者対象 18歳~59歳 (n=517) ※調査エリア:首都圏

このように、Twitterの利用者は家族や友人、恋人といった大切な人たちとのつながりを求めています。企業やブランドは、人々がつながるきっかけとなる前向きな話題を提供することで、その後押しをすることができるのです。

August 31, 2020
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  • Twitterでつながる
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