リサーチ

COVID-19流行期における広告のあり方とは

不透明な状況下で、ブランドが広告への投資を行うためのヒントを集めました

世界中で新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)が猛威を振るう中で、ブランドが(オーガニックであれ有料の広告であれ)どのようにコミュニケーションをするべきか多くの方々が頭を悩ませています。このような困難かつ不透明な状況下において、どういったコンテンツやメッセージを発信するのが適切か、その疑問にお答えするためのヒントとして、Twitterの広告ポリシーをアップデートしました。また、有事の際に消費者がブランドに期待することをまとめた調査結果や、Twitterの活用事例も併せて公開しています。

調査会社のKantar Japanによると、以下のデータが示すように、「大多数の消費者は、ブランド広告が社会に積極的な貢献をすると期待している」ことが分かっています。また、「貢献の仕方はそれぞれですが、消費者に寄り添うメッセージでもいいし、消費者の今の生活の課題を解決できるものであれば積極的な提案をすることも良い」と伝えています。

「そのブランドが新しい日常生活にどのように役立つかについて伝えてほしい」:77%

「状況に立ち向かうためのブランドの努力を表明してほしい」:75%

「消費者に、ブランドが安心感を与えてほしい」:70%

 

ただし、パンデミックが続く中で広告を展開する際は十分注意が必要だということも分かっています。

 

「コロナウイルスの状況を悪用してブランドを宣伝しないでほしい」:75%

「滑稽な口調は避けるべきである」:40%

出典: Kantar Japan「新型コロナウイルス(COVID-19)バロメーター調査」2020年3月

上記の調査結果に対応する、これまでブランドがTwitterを通じて発信したコミュニケーションの例を見てみましょう。

「そのブランドが新しい日常生活にどのように役立つかについて伝えてほしい」:77%

Netflixは人々が自宅にいながらも人とのつながりを保てるよう、人気のエンターテイメント動画を参加者が同時に視聴するバーチャルパーティーを企画しました。

Verizonは、人気アーティストがライブストリーミングで自宅からコンサートを行う様子を配信しました。

「状況に立ち向かうためのブランドの努力を表明してほしい」:75%

ナイキジャパンは、人々が健康的な日々を過ごせるように、ワークアウトセッションのライブ配信を始めました。

「消費者に、ブランドが安心感を与えてほしい」:70%

ケンタッキーフライドチキンは、店舗で行なっている手洗いマニュアルを公開し、効果的な手洗いの方法を共有しました。

シャープは、品薄の状態が続いているマスクの供給量を増やすために、自社工場でマスクを生産し、出荷を始めました。

COVID-19に対して Twitter が行っている対応手順は、covid19.twitter.comにアクセスしてご確認ください。(英語のみ)

May 21, 2020
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